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まともな人 (中公新書)
養老 孟司

定価: ¥ 735
販売価格: ¥ 735
人気ランキング: 99044位
おすすめ度:

発売日: 2003-10
発売元: 中央公論新社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
面白い
本書は学問について、テロについて、政治について、虫について、家族問題についてのエッセイなど
を収めています。
養老氏のエッセイの面白いところはかつて問題になっていたことをしっかりと記憶しておりそれを
述べた上で現在の問題と比較しうる点だ。
かつてはエネルギー問題が話題になっていたり、家永裁判が問題になっていたりオウム問題だったり。
それらの風化していきつつある問題をきっちりと把握した上で論述をすすめていくので大変に説得力
がある。
そういえばNHKの報道も果たして中立か? ということは昨今珍しくもないが、前前から言いつづけて
いるのは彼だけである。
デネットという哲学者の書物に対するコメントも面白い
論点は「バカの壁」と一貫性アリ
正直に言うと、この作品の内容は私にとってはやや難しかった。
きっとそれぞれのトピックを
理路整然と説明されておられるのだろうが、
話の内容が多岐にわたるために、
「何がいいたいのか」を読み捉えることに困難を感じた。
論点を整理すれば、この本の内容は「バカの壁」と大差ない。
私は養老さんの作品すべてを読破した訳ではないが、
彼の論点には、一貫性はあると思う。
額面通りに読んでしまうと、「あたりまえだ」とか、
「まとも」、「ふつう」という言葉の意味に
混乱が生じてしまう気がする。
しかしながら、人間の脳が作り出す事象や、
理解できる事柄には限界があるため、
「何事も額面どおりに解釈するには、
リスクが伴いますよ」という点を
読者と共有されたいのだろうと、
個人的にはそういう結論を出すことにした。
「バカの壁」と同様に新しい視点を与えてくれたが、
養老さんが有名になる前に主張されてこられた論点を、
名誉を得た今、「昔から論点を変えていない」ということを、
どこかの誰かに念を押したいのかと思わせるような
「個人的な欲求」も感じられた作品であった。
一歩置いた視点
この本が名著かどうかはわかりませんが、日常の中で
熱くなって親権に考え込んでしまうような
出来事や事件に対して「一歩おいた視点」をなげかけてくれる
本だった。
よく考えてみれば、自分の祖父が生きていたころは
こんな風なコメントをして考えを落ち着かせてくれた。
養老氏が 「かいくぐってきたおじいちゃん」だからこその
味ではないか。
だから若いものがんばれ、というメッセージ性がある。
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