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ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ クリスティー
ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
定価: ¥ 756
販売価格: ¥ 756
人気ランキング: 50765位
おすすめ度:
発売日: 2003-10
発売元: 早川書房
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

面白かったです。
今までにない、最初から容疑者が4人に絞られた話。
序文にある通り、4人の人物各々が動機を持ち、チャンスもあった。あとは、手口から誰がやったかを考えるだけ。
ポアロ、バトル警視、レイス大佐、オリヴァ夫人と、クリスティーの他の作品に出てくる登場人物が探偵役となって、
4人の容疑者を追いつめる作戦です。

ブリッジを知っているかどうかは、あまり問題じゃなかったです。
ポアロが4人の容疑者に、ブリッジについて質問するシーンがありますが、その供述を聞けば十分です。
まあ、より詳細なイメージをしたい方には、ルールを知っている必要性もあるかと思いますが、自分の場合は、問題なかったですよ。

純粋に、動機、手口、犯人の心理を追う話だったので、推理を楽しめました。
ヘイスティングズは、地味な話と一蹴したそうですが、私は、この事件、好きですね。

本に書いてあるルール憶えましたが。
やはり、ブリッジをやってないとツライものがありました。
解説で書いてあったのですが、海外ではこの作品、A級ランクの高評価らしいですから、この辺文化の違いでしょうか。

しかし、この作品、犯人を当てるのは難しいです(苦笑)。
いかにも本格推理的な展開といいましょうか、二転三転するプロットなんですよね。
そこで、犯人を推理する時、ブリッジをやったことないものとしては、フェアじゃないように思うんです。


ブリッジから見える心理状態
パーティのホスト殺人で4人が容疑者として出てきます。
その後、ポアロの「心理テスト」などが行われていく中で、
この4人の性格、心理状態そして過去が明らかとなっていきます。
そして「この人が犯人に違いない」と何度もぼやいた後に、
最後には「ポアロ劇場」で解決となります。
読者に簡単に犯人を見つけさせてなるものかという
アガサ・クリスティ女史の執念を見ることができました。



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