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『求めない』 加島祥造
加島 祥造

定価: ¥ 1,365
販売価格: ¥ 1,365
人気ランキング: 60位
おすすめ度:

発売日: 2007-06-29
発売元: 小学館
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
実は余裕のあるひとの言葉
著者の加島氏に言いたいのですが、あなたが極端なワーキング・プアであったり、
生活保護家庭であったりして、日々の生活すらままならぬ状態でも同じ言葉を吐けますか?
今更云うまでも無く、今の日本には日々の最低限の必要“物”にすら事欠き、
行政からも見捨てられている人々が数限りなくいます。
私は仕事上、そのような人達と数多く接して来ました。
そのような人達に「求めるな」などと面と向かって言おうものなら、マジしばかれますよ。
この『求めない』という書物を全否定するつもりは毛頭ありません。
しかし、あなたがこの本で幾ばくかでも癒されるのであれば、その方は元々ある程度の余裕がある人なのです。
そのようなあなた、それでも前述のような格差の最下層の方達など自分には関係ない、と言い切れますか?
人生は配られたカードで
美しい本である。立ち読みする本ではない。買って、一人になってじっくり読むべし。
それなりの人生経験がある人しか、著者の意図するところはわからないのかもしれない。人生は配られたカードで勝負するしかないのだ。手札がワンペアなのに、何故ロイヤル・ストレート・フラッシュじゃないのかと嘆いても仕方ない。ハートのエースが来れば、スリーカードなのにと、あてにできない期待をするのも無駄である。
でも、ワンペアだから勝負に負けるとは限らないのも、また人生だ。要は今あるものを使って、いかに創意工夫を凝らすかである。
最新号の月刊誌WILLを読むまで知らなかったのだが、「成功哲学」ジョセフ・マーフィーの翻訳はペンネームを使った渡部昇一氏が行っていたそうだ。彼は対談の中でこの本を「求めない人生はつまらない」と一刀のもとに切り捨てていた。確かに。マーフィー哲学と、この本の内容は対極に位置する。マーフィー流の「欲望の全肯定」は、思うとおりにならないと、世の中や自分を過剰に責めがちで、ある意味非常に危険だと思うが。
人生経験が不足している人は、この本の中身をすぐに「欲しがるな」と捉えて抵抗する。そうではない。一度求めることをやめてみて、ゼロの状態から自分の心の声に耳をすますべき...と言っているのだ。
「Five Simple Rules for Happiness(幸せになる為の5つのルール)」に通じます
本書は立ち読みしました。(10―15分もあれば読めます) 本書の内容は、とある教会の売店でふと目にしたメッセージ("Five Simple Rules for Happiness")に通じるものがありました。
1:Free your heart form hatred. -- Forgive --
人に憎しみを抱かない (許しなさい)
2:Free your mind from worries. -- Most never happen --
心配事は考えすぎない (たいていは起きません)
3:Live simply. (and appreciate what you have)
質素な生活をすること (いま手にしているものに感謝を)
4:Give more
人にはより親切に
5:Expect less.
あまり欲張らない
心配事のことばっかり考えていると、逆にその心配事を実現してしまいます (→最近の流行り言葉で言えば「引き寄せの法則」?)。夢はもちつつも、しかし過度な期待はせず、一日一日を大事に過ごしたいところですね。こういうメッセージ本は、自分の心に一番しっくりくるものを見つけたら、それがその人の宝物になります。本書はそういう意味で標準的な内容です。(もっと小型化して携帯できるようにしてもよかったかも。般若心経でもそういう"ポケット版"がありますよね?)
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