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終末のフール
伊坂 幸太郎

定価: ¥ 1,470
販売価格: ¥ 1,470
人気ランキング: 10536位
おすすめ度:

発売日: 2006-03
発売元: 集英社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
余命宣告をされた人間の生き様
3年後に滅びる世界に生きる人々の一見淡々とした日常を描く。小惑星を爆破するヒーローも軌道をそらす未来技術もない文字通り死刑宣告をされた社会にあっても残された日々をそれぞれのやり方で生きようとする登場人物を見ると、逆説的ではあるが希望を感じた。考えてみれば、この世界は全世界的に不治の病で余命宣告を受けた状態なので、「難病に負けずに精一杯生きる」という内容の小説と同様の感動を得られるのかもしれないと思った。
ココロアツイ。
本屋で泣きかけた。
家で読んでたら確実にボロッボロ(ポロポロではない)キテた筈。
月並みながらも、「人の温かさ」を強く感じさせられた作品やた。
自分に演劇経験があったせいか、演劇の章は特に印象深かったです。
あなたならどうする?
数年後に、小惑星が地球に衝突し、地球が滅亡するという前提で、八篇のケースが描かれている。
描かれる、それぞれのケースでは、それぞれのベクトルを持っているが、概して、正面から受け止める。
混乱の中にあっても、残された例えば3年間を、精一杯生きようとするケースが多い。
反面、どうせ死ぬのなら、自分の手で死にたいとか、シェルターを作るなどの、あがき方をしたりするケースもある。
この作品は、あなたならどうする?と、問うている様な作品だ。
私なら、残された時間を「普通に」生きたい。
我々の明日の運命すら分からないのに、数年後の運命なんて、正確に予想出来るのか?
ひょっとすると、小惑星が衝突しても、壊滅的被害にまでは至らないかも知れないではないか。
もちろん、心中は穏やかではない。
ただ、本書の八篇のケースは、意外に冷静に対峙している。
例えば、破壊行為などの、もっと壊滅的な行動が多発するのか、とも思った。
想定される前提が、極端な大問題である割には、意外に冷静な本作品。
八篇のケースは、我々に、生きるヒントを与えてくれる。
表面は穏やかではあるが、中身は熱い。
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