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アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
伊坂 幸太郎

定価: ¥ 680
販売価格: ¥ 680
人気ランキング: 540位
おすすめ度:

発売日: 2006-12-21
発売元: 東京創元社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
キザで嫌
陰鬱な内容が辛かったけどどんでん返しを期待して最後まで読んだ。
でもあんまりすっきりしなかった・・・
他のレビューで少し書かれているけど春樹っぽいかなあ?
私はそうは思いません。
セリフがいちいち気障で芝居がかった不自然さで鼻につく。
全体的にぐっとこない作品でした。
二年前と現在との交錯
引っ越してきたアパートで出会った青年、河崎に、本屋襲撃の計画を持ちかけられる僕。
その一方で、二年前の出来事が、河崎の元恋人、琴美を通して語られます。
現在にも二年前にも登場するのは河崎。
“二年前”は、河崎にとっては終わっておらず、現在も続いています。
本を読み続けていくうちに、現在と二年前がつながってきて、話の全貌が明らかになります。
所々に話の謎を解くキーワードが散りばめられているので、細部にまで注意をして読みたい本です。
読む毎に魅力があがる作者です
ミステリーにカテゴライズされていることが常日頃から不満。
立派な新進日本現代文学だと思う。
僕という一人称が語る、他人の人生の物語。
彼が彼らに出会う前に繰り広げられていた3人の人生の物語。
僕はその人生の物語に途中から参加することになって、そして共感できずに困ってる。
でも考えてみると、みんなそれぞれの物語を持っている。
好きだった人の物語に自分が参加できないとき、それは共感したいのにできない哀しみを感じたりしないか。
本屋襲撃、ペット殺し、コインロッカー、動物園、HIVに広辞苑。
そんな小道具の連鎖からくるストーリーテーリングはすばらしい。
そして会話もウィットに富んでいる。
でも不器用な人、けっして勝ってない人、愛する人を奪われた人、けっしてシアワセではない人がたくさん登場するのだ。
彼の作品にはいつもそんなひとたちが登場して、それを共感できずに眺めて行く主人公が登場しているような気がする。
その主人公も不器用なんだけど。
もうちょっと感情移入高い主人公が出てくると更に面白いんだけどな。
でも、それじゃあきっとミステリーじゃなくなってしまうけれどね。
今回の作品は、おかしさいっぱい、ペーソスいっぱい。★5つです。
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