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アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)

アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)
伊坂 幸太郎
アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)
定価: ¥ 1,575
販売価格: ¥ 1,575
人気ランキング: 66322位
おすすめ度:
発売日: 2003-11-20
発売元: 東京創元社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

気付いてしまうと。

読んでいるうちに、妙な違和感を覚え、それに気付くと不安が先走りページを繰る手が早くなる。


ああ、まさか。
まさかまさかと読んでる内に不安が的中し、何かヤダ何かヤダと思いながら読み終え、後味が悪い。
それでも完全な種明かしの後、もう一度、読み直したくなる小説。

生まれ変わりを肯定すれば・・・
過去と、現在が交互に語られていくのですが、

過去の事件「動物虐待」がとてもつらくて。。。

しかも、関係者がみんな死んでいく。

となると、すごく悲劇のようなのだけど、なんか乾いているのです。

で、読後感がすっきりしているのです。

琴美が、どうして、さっさと警察に駆け込まないのか、とてもいらいらして、

だからそうなっちゃうんだろって、つっこみたくて、苦しかったよ(笑

ブータンでは、蚊も蝿も殺さない。

死んだ、おじいさん、おばあさんの生まれ変わりかも知れないから・・・

そうかあ、生まれ変わりを肯定するという基礎があるから、

死がそんなにもつらくない世界が描けたのかも知れないです。



気持ち悪いところあり。恐いところあり。面白かった。
タイトルに書くと恐い本って感じだが。。

物語の途中に出てくる動物の描写が気持ち悪いと思っただけで、
気持ちの悪い小説ではない。
少しずつああなるんではないかと思い、実際そうだったときに恐いと思っただけで、
恐い小説ではない。

面白かった。

それがこの本の感想です。
きっとこうなるんだろうとは思ったが、まさかああだったとは。
予想は当たっていたけど、期待はいい意味で裏切られた。
こんなところでどんでん返しが。
驚いた。
現在と過去の話が交互に進むのだが、
いろんなところで繋がりが見えてくる。

ただ私が残念なのは河崎だ。
まだ彼を見たかったけど。。

人は生まれ変われる。
爽やかな話だと思う。



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