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沖縄的人生―南の島から日本を見る

沖縄的人生―南の島から日本を見る
上野 千鶴子
沖縄的人生―南の島から日本を見る
定価: ¥ 560
販売価格:
人気ランキング: 319533位
おすすめ度:
発売日: 2001-07
発売元: 光文社
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唄者という生き方
安里賢次(あさとけんじ)の沖縄民謡歌手となるまでの半生を、
現在の沖縄民謡界のトップ「登川誠仁」と出会い弟子となるも
ヤクザ稼業で前科○○犯…、破門。

40歳を機に、『 極道の親分から堅気の歌手 』へと
両手の小指を失うも(…大人の事情)豪快な早弾きで魅了する!

また歌の合間の喋りも「説法」「漫談」と好評で
現在は、各地の中学校などで、演奏・講演会も行っているようです。

意外に重い内容
 意外に重い内容だった。沖縄の食を紹介したり、長寿の秘訣を探求したりする類の本かと思って読み始めたのだが、まったくそうではなかった。巻頭に上野千鶴子が配されていることから察せられるとおり、沖縄の暗部や社会矛盾、性差別などが取り上げられている。きわめて真面目な一冊なのである。
 相続において除け者にされる女性、愚連隊上がりの民謡歌手、米軍基地で働く人々、水商売の女性たち。沖縄を観光地として捉えているだけでは見えてこない部分が、12人の執筆者によって綿密に描き出される。確かな見識と丁寧な取材は信頼性があり、考えさせられることが多かった。
 沖縄を訪れる人たちに、ぜひ読んで欲しい一冊。
 しかし、文章力のない執筆者が多く、浅薄な印象を与える章が多い。

「リアル」な沖縄がかいま見える
本重量約160グラム。初版第1刷発行2001年。文庫のために書き下ろされたとある。執筆者11人がそれぞれの話題で書いている。第1章から第4章まではそこそこ名を知られた人で内地の人からすると珍しいことかも知れないが地元民にとって新鮮味は薄い。読むべきは第5章。小林千花「アメリカじょーぐー」は米軍人男性を好む沖縄県女性本土女性を取材したもの。毎年米国から供給される若い男性とそれを性的に好み需要するアジア女性の実態が冷静な筆致で読ませる。米軍人にも取材を試みていて公平な取材だと感じさせる。島袋美由紀「エイサーシンカの人々」は読谷村のエイサー活動を取材したもの。後輩の青年会長としての活動を描いているが、この後輩の意見が実にエイサーの未来を見据えていていい。西銘牧子「基地雇!用員のリアルタイム」は米軍基地で働く県民を取材している。取材をだいぶ拒否されたようだが、二人が答えてくれている。基地内で働くという切り口から沖縄経済まで透けて見える。基地雇用員就職方法、雇用内容、待遇、労働組合と詳細に書いてあるので基地内就職を考えているなら一読をおすすめする。



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