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すぐそこにある希望

すぐそこにある希望
村上 龍
すぐそこにある希望
定価: ¥ 1,575
販売価格: ¥ 1,575
人気ランキング: 96844位
おすすめ度:
発売日: 2007-06-30
発売元: ベストセラーズ
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

ハワイに住みたい
村上氏はドライで高踏的な人だなという印象。大衆が嫌いというわけではないのかもしれないが、超越しているというか、まぁ客観的に俯瞰しているのだろうなと思う。
僕はもう少し俗人なので、「そうはいっても」と言いたくなるが、将来的には経済的に独立してハワイあたりから高見の見物をしたいものだと思う。


初めて村上龍のエッセイを読む人には、、、
僕は村上龍のファンなので楽しく、そして考えさせられる部分も多く、刺激的な作品でした。

村上龍の作品を読んだことがある人には、違和感なく読み進めることができますが初めて、村上龍の作品に触れる方には、ちょっと違和感というか、腹が立つかもしれません。

村上龍の作品を読んだことの無い人、ただ単に暇つぶしでお気楽な作品しか読んだことのない人には、村上龍の文章は、少し上から物を言っている感じを与えています。

しかし僕にとっては、村上龍という作家は日本で数少ない、日本を外側から見ている、言い換えれば客観的に見ることの出来る作家だと思います。

例えば、チャプター16の「レバノン侵攻より梅雨明けが重要なのか」という題目について、僕はメディアの報道の仕方、いや仕方というよりも、そもそもメディアには海外で起こっている大変なこと、よりも日本国内で起こっていることの方が重要なのだと思い込ませたいのかと怒りを感じることがある。

少し前、決定的だったことが、絆創膏騒ぎで世間を賑わせた赤城農水相に対するメディアの接し方だった。
その日はWTOか何かの、いわゆる世界との話し合いがおこなわれたわけだが、メディアの質問は、絆創膏の真相に迫るものだけだった。
現実に、農水相側の人間がWTOについての質問は何かありますか?と言った時、メディアは静まり返ってしまい、何も質問することが出来なかった。

村上龍はかなり前から、共同体というかいわゆる世間を批判してきた。
つい前のエッセイだったかでは、共同体は崩壊しつつある、と書いていた。

でも、僕は共同体というか世間というのは、まだ機能していると思う。

何故かそう思うのか?それは、未だに「世間に迷惑をかけた」と遺書を残して自殺をする人々がいるからだ。

村上龍のエッセイは癒し系ではない。

若い人には、村上龍のエッセイは「うっせえんだよ、ジジイ。うぜえ」と一言で片付けられてしまいそうな内容だ。

けれど、そうやって考えることを否定して生きるということは楽だ。

人は楽をしたいもので、つい楽をしてしまう。

そんな中、村上龍の言葉というのは、そういった日本に蔓延している「なんとなく安定している」わけのわからない安堵感みたいなものをぶち壊してくれる。

読み手を選ぶエッセイだとは思いますが、もし興味があったら読んでみてください。

消耗品
当シリーズVol1からの愛読者ですが、筆者は大胆とは思ってはいなかった
のかもしれないけれど、え?こんな大胆な事書いていいの?と
思うような刺激溢れるエッセイに私は魅力を感じていたので
ここ直近の数シリーズは刺激が足りなく、筆者が落ち着いて
しまったのだろうかと少し寂しく思った。ただ、刺激溢れるエッセイを
発表していた当時と今では、日本の世相として一般的には社会不安を
煽るような情勢や悲惨な事件がフォーカスされることが多いため、
筆者もそう刺激的なことを書く理由もないのかもしれないなと思う。
個人的にですが、もっと日本が楽しくエネルギッシュになれば、
もうなれないのかもしれないけれど、
再び刺激的で挑発的なエッセイを書いてくれるのではないかと思う。



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